不動産登記とは・・・

不動産登記とは大切な財産である土地や建物の所在・面積と所有者の住所・氏名を、法務局に保管されている登記簿という公的な帳簿に記載することを言います。
　登記をしておかないと、この土地・建物は自分の物であると第三者に対抗できません。
　不動産を取得した時は、必ず登記をして自分の財産を守りましょう。

　登記をしないで放置することにデメリットはあっても、メリットはありません。

登記をしないデメリット

自分の権利を対外的に主張できない

登記は早い者勝ちです。
売主がAさんとBさんに二重に不動産を売買した場合、先に登記した者が所有権を主張できます。どちらが先に買ったかなんて関係ないのです。
　また、購入して登記しないで長期間放置している間に売主が死亡してしまった場合には、相続人から書類を貰わなければならないのですが、相続人が複数いたり行方不明の人がいたりすると複雑で大変な作業になることがあります。

不動産を担保に銀行融資が受けられない

登記名義人を変更しておかないと、金融機関等が抵当権などの担保権をつけることができないので、その不動産を担保にお金を融資してもらえません。

不測の事態が起こった時、不動産賠償がスムーズに受けられないことも…

東日本大震災の原発事故によって、自宅に住めなくなった方に対し、東京電力は原発事故発生当時の登記情報で賠償をしようとしていましたが、登記をしていないことにより、不動産賠償がスムーズに行えないという事態が起こりました。

　災害が多い昨今、登記をしておくことが自分の財産を守ることにつながります。

よくある質問

Ｑ：不動産の名義が誰になっているのか確認するにはどうしたらいいで
　　すか？

Ａ：登記簿謄本をみれば、確認できます。

Ｑ：登記簿はどこで取れますか？また、費用はいくらですか？

Ａ：お近くの法務局で日本全国の登記簿を取れます。費用は法務局での
　　書面申請の場合１物件につき600円です。
　　当事務所にお越し頂ければ、インターネットで登記情報をお取りし
　　て（１物件につき500円）現状のご説明や、必要な登記があれば
　　そのお見積りをさせていただきます。

Ｑ：不動産の名義を変更するにはいくらくらいかかりますか？

Ａ：名義を変更するには「司法書士の手続き報酬」＋「実費」が必要
　　です。
　「実費」とは、登記を申請するときに必要な登録免許税や、住民票等
　　の取得費用です。
　　登録免許税を計算するには「固定資産評価額」が必要になります。
　　これは役場の税務課で取れる「固定資産評価証明書」か、もしくは
　　役場から送られてくる「納税通知書」で確認できます。

　　司法書士の手続き報酬は、事務所によっても違いますし、その
　　の難易度等によっても変わってきます。
お見積だけでも構いませんので一度当事務所にお越しになりませんか？

Ｑ：権利証をなくしました。どうしたらいいですか？
Ａ：権利書をなくしても、登記手続きを代理する司法書士が「本人確認
　　情報」を作成して法務局に提出することで登記手続きはできます。

Ｑ：父親が亡くなりました。相続登記はいつまでにしなくてはならない
　　という期限はあるのですか？

Ａ：期限はありませんが、放っておくと相続人が増えて、遺産分割協議
　　自体できなくなる可能性がありますし、余分な費用も掛かります。
　　相続登記をしないでおくと、デメリットはあっても、メリットは
　　ありませんので、相続人が配偶者と兄弟姉妹だけというときに、早
　　めに相続登記はしておきましょう。

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報酬表

基本料金表

所有権移転登記	￥４０,０００～（不動産価格によります。）
抵当権設定登記	￥３０,０００～（借入額によります。）
抵当権抹消登記	￥１０,０００～
住所・氏名変更登記	￥１０,０００～